Kicyuの歌詞を考えたらもう意味が分かんないよ
詳しい歌詞はこちらをご参考ください。
関ジャニを好きな人なら個性的な歌詞を好んで聞いてる人も一定数居ると思います。思いたい。自分がそうだから。
横山さんが作詞した「Kicyu」は、キスとチューの違いが分からなくなった幼い主人公が「もうどっちでもいいわ!Kicyu!Kicyuって読もう!!ほら早くしようや!!」と女の子にキスを迫るエロガキの歌なんですが、おそらく横山さんの作詞は計算もなく直感で書かれているため、結構ツッコミどころが多い。
一番Aメロで
子どものころ学校の帰り道
ヒラトツツジを君とよく吸ってたね
とある通り、「今」歌っている登場人物『僕』は大人なわけですが、ヒラトツツジを一緒に吸っていた=間接キスしてたんじゃない!?と興奮した主人公は一気に子供のころにタイムスリップして、一番サビで
君も僕も 子供だからchuなのかな
と歌い始めます。いやお前はもう成人してるよと突っ込むも良しですが、多分ここではまあ男は永遠に少年って言うよなと思っておいてほしいんじゃないかと解釈しておきます。
2番も大体おんなじ感じで昼の顔と夜の顔でキスとチューは分かれるのかな?いやちゃうやろと一人ツッコミしているかなり妄想力の激しい主人公ですが、サビの「Kicyu」がキャッチーで細かいところは気にならなくなってくる。私の歌詞解釈は思いっきり重箱の隅をつついているやり方ですが、この歌は些細なことを気にしなくてもすっと入ってくるシンプルなストーリーで*1聴いていて歌いたくなるメロディーライン。作曲したのは安田さんだそうですが、すごく相性のいいコンビですよね。
さて、Cメロ。
目を閉じると君の顔 忘れようと思うほど
その口に触れたいよ
ギュッとして 強くして ずっとして 好きって言って
あの娘よりも
最後の「あの娘よりも」と歌っているところから、おそらくこれは主人公が好きな『君』視点だとうかがえます。今までずっと歌っていたのは主人公の独りよがりな「Kicyuしたい」って欲望だけだったのでまったく『君』の主張が見えなかったんだけども、Cメロで『僕』と同じくらい『君』も好きだって分かるんですね。
良かったね、『僕』。
…と、書いていて気づきましたが、歌詞「あの娘よりも」と書いているということは『僕』は既にCメロで歌っている『誰か(『君』以外の可能性も多大に含む)』以外にもう「ギュッとして強くしてずっとして好きって」言っているということになるんですか??
え、こいつなんだよ。
ただ主人公は女の子とKicyuしたいだけなのか?それとも、『僕』と『君』の二人以外の全く関係ない部外者が、勝手に『僕』の口を想像して妄想しているだけなの??
ただの可愛らしい歌だと思っていたのがCメロに入って一気に不穏な空気になります。最後のサビで謎は解明してくれるのか!?
君も僕も子供だからchuなのかな?
もう意味が分かんないよ
うるっせえええええええええ!!
こっちが意味分かんねえよ!!!!!!
こうして考えるとホラーなテイストも交じった複雑な歌です。
ちなみに私はKicyuの製作メイキングは視聴していませんので、あっさりそういうところ喋っているんだとしたらすいません。
*1:何やかんや言って主人公は女の子のことが好きでキスしたい
丸山隆平のギャグから学ぶ「お笑いとは何ぞや」
関ジャニ∞の丸山さんがライブでよくする一発ギャグがある。
LIVEを何かしらで見たことがある人には分かってもらえるであろう、「Pang!」って叫んで、開いた手を前方に押しだすあのギャグです。ファンの人なら一緒にやっているアレ。
アレ多分普通にお笑い芸人がやっていたらうんともすんともならないギャグじゃないですか。でも、関ジャニを好きな子ならまあ大体ライブでやってもらっているとテンションは上がると思う。
ああいうギャグっていうものの中には、笑いの要素に「知っているかどうか」が結構作用してくると思うんですね。
ファンの間で有名なギャグ。ギャグじゃなくてもフレーズ。それを生で見られた!やった!って時の興奮。それらが大きく作用して、あの盛り上がりになっているってのが正解に近い気がする。
私が好きなお笑い芸人さんで、一発ギャグをやってもやっても受けない人がいるんですよ(実際には失笑。ネタとしては面白いのにギャグを挟むから少し白けてしまう感じ)。でもその芸人のネタで「ブスは待つ!!」って叫ぶ箇所があったんですね。ネタの説明をすることほどつまんねえものもないので経緯は省きますが、ともかくそのフレーズが非常にお客さんに受けたまして、次のネタから単独ライブでは派生した「ブスは○○する!!」というフレーズを入れてくるようになりました。私たちもブスですので非常に失礼なブスあるあるの共感性もあり、あとはあのフレーズを聞けた!という興奮もあり、最近では拍手したネタもあります。おそらく芸人さんはこれをギャグとして使おうとは思っていなかっただろうけど、まあ決め台詞的な位置には置いていたはずですが、ともかく、ギャグって純粋に面白いだけの要素ではなかなか笑いに持っていけないんです。
だから何が言いたいかって、丸山さんのあのギャグ本当に面白いの?ってことなんだけど!!アーアー言っちゃった!!だって本当に面白いかな!?そんなこと聞ける人いないからここに書いちゃうけど!!
分かってる、アイドルがやるから面白いギャグってのもありますよね。「普通はやらないであろうアイドルが一発ギャグを積極的にやっている」というところに価値があるわけで、その笑いの中には『よく頑張ったね!』的な感情の割合もかなり含まれる。丸山さんがやるより控えめな変顔を大倉さんがしていたって、普段絶対やらない分、丸山さんより迫力があるでしょうよ。私が言いたいのはそういうことで、そんで素直に丸山さんのギャグを面白がれない私が悔しい!
ただ、丸山さんのファンに対するサービス精神は本当に頭が下がるし、アイドルとしては非常に素晴らしい存在だと思います。
芸人オタだったからね!!そこが切っても切り離せないだけで!!!